何気ない習慣が歯並びを悪くする?

日増しに冬らしい気候になってきますね。
何かと忙しい「師走」も目の前まで迫ってきました。


そんな忙しい時期には、ついつい眉間にシワが寄ったり、貧乏ゆすりをしてしまったり、
人に言われるまで気づかないようなクセや習慣ができている方もいらっしゃいます。

クセや習慣の多くは些細なものですが、実はそれらが繰り返されることで
歯並びの良し悪しに影響してしまうものもあります。


「爪を噛む」「頬杖」は要注意!

では実際に、どのようなクセや習慣が歯並びに悪影響を及ぼすのでしょうか。

たとえば、「爪を噛む」というクセ。
爪を噛むと、前歯に対して、押したり引っ掛けたりするような「不自然な力」が加わります。
これによって生じるのが「出っ歯」や「すきっ歯」、前歯が噛みあわない「開咬(かいこう)」
といった歯並びです。


同じく「頬杖」も、あごに対して普段とは違う力が加えられるため、
あごの形や歯並びが歪み、さらには顎関節症を引き起こしてしまう恐れがあります。


他にもこんなことが悪影響になる!?

・「歯ぎしり」や「食いしばり」
・唇を巻き込むように噛む、舐める
・お口ポカン(口呼吸)
・上の前歯に舌を押しつける


他にも、近年は長時間スマートフォンを見る方が多いですが、その際の姿勢にも注意が必要です。


スマートフォンの使用中は「猫背」になりやすいため、頭が身体より前に出やすくなります。
すると、重心のバランスを取ろうとして下あごが後ろに引っ張られ、お口がポカンと開きがちに
なってしまいます。


どれもちょっとしたことですが、あごの形や歯並びに悪影響を及ぼす可能性があります。


さらに、起きているときの習慣だけでなく、寝ているときの習慣にも注意が必要です。
たとえば、「横向き」や「うつ伏せ」で寝てしまうと、並んだ歯に対して押しつぶす力が働くので
お口に影響を与えます。


自分で直せないクセは相談しましょう!

今回ご紹介したようなクセや習慣に心当たりがある方は、
できるだけ「それらを行わない」または「直す工夫」をしていくことが大切です。


たとえば、周囲の人に「○○をしていたら教えて」と、お願いするのも方法のひとつです。

また、机やパソコンといった目のつくところに「○○をしない」というメモを貼るなど、
自分だけにわかる目印を作るのもおすすめです。



しかし、なかには自分では改善することが難しいクセや習慣も存在します。


歯科医院でお役に立てることもあるかもしれませんので、
今回ご紹介したようなお口に悪影響のあるクセや習慣にお悩みの方は、
ぜひ一度ご相談ください。

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