歯の本数と寿命の深い関係

みなさん、こんにちは。

菊水アロー歯科です。

 

明日から3連休ですね。

お休みの方はどのように過ごされるのでしょうか。

9月18日は敬老の日ですので、おじいちゃんやおばあちゃんを囲んで

ご家族で楽しい時間を過ごされる方も多いかと思います。

ぜひ敬老の日にご家族で、歯の健康についてお話していただきたいと思います。

 

みなさんは、歯の本数が寿命に影響していることをご存じですか?

65歳以上を対象としたある調査では、歯が10~19本の方は、

20本以上残っている方と比べると死亡率が1.3倍になるそうです。

さらに10本未満の方に至っては、なんと1.7倍も死亡率が高いことがわかりました。

 

 

そうなんです、歯の本数は寿命と密接な関係にあるのです。

 

ではなぜ歯の本数が寿命と関係するのでしょうか?

理由はお口の中の健康状態が全身に広く影響を及ぼすからです。

 

中高年の歯を失う原因の多くは歯周病によるものです。

歯周病を引き起こす細菌が血流に入り込むことで、

脳卒中・心臓病・糖尿病の悪化といった様々な全身疾患の原因になります。

 

また歯の本数が少ないと全身のバランスが崩れ、転倒のリスクが高くなったり、

噛めないことで脳に刺激がいきにくく、認知症のリスクが高くなり、要介護の可能性も高まります。

 

健康で長生きをするためには、1本でも多く歯を残すことが大切です。

 

歯を残すために最も大切なのは、普段からお口の健康を保つために予防をすることです。

そのために重要なのが、歯科を定期的に受診することです。

 

歯周病は、30代以上の方の80%が罹患しているといわれる感染症です。

歯周病が怖いのは『サイレントキラー(静かなる殺し屋)』と呼ばれることでもわかるように、

痛みなどの自覚症状がなく静かに進行をすることです。

自覚症状が出たころにはかなり進行しており、歯を抜かなければならないということも少なくありません。

なので歯科で定期検診を受け、早期発見早期治療を行うことが大切です。

 

・朝起きた時にお口の中がネバネバする

・最近歯が伸びた気がする

・歯と歯の隙間が広がってきた

・歯みがきをすると、歯ぐきから血が出る

・歯ぐきが腫れている

・歯がグラグラする

・お口のにおいが気になる

 

このような症状がある方は、歯周病が進行しているかもしれません。

 

おじいちゃんやおばあちゃんに長生きをしてもらうために、

ぜひ歯科の定期検診をお勧めしてください。

また若いうちからお口を健康に保つことで、生涯元気に美味しいお食事を楽しんでいただきたいと思いますので、

家族みなさんで歯科の定期検診に行きましょう

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