歯科医師になるためには

みなさん、こんにちは。

菊水アロー歯科です。

 

今年はあちこちでイルミネーションやクリスマスツリーが飾られていて、

この時期は街がにぎやかで、歩いているだけで楽しいですね。

クリスマスから年末年始にかけては、ご家族やご友人とお食事を楽しむ機会が多いと思いますし、

お食事の時間も長くなると思いますので、

食事後はしっかりと歯みがきをして、むし歯予防をしてくださいね。

 

さて、今回は歯科医院で働く『歯科医師』についてお話します。

歯科医師になるためには、どうすればよいのでしょうか。

 

 

歯科医師になるためには、まず歯学部を有する大学に入学しなければなりません。

日本には現在、国公立・私立あわせ27大学29歯学部があります。

まずは大学受験をし、一般入試および推薦入試を経て見事合格することができれば歯学部に入学することが出来ます。

 

入学後の教育カリキュラムは大学によって様々ですが、

大学生活6年間で数学や物理学や生物学や外国語など一般的な科目の履修

専門課程では解剖学や生理学など、一般医学を学びます。

また、実際のご検体を用いて解剖学実習も行います。

実学を伴うことで、徐々に医療人としての自覚を高めていきます。

 

一般医学および歯学を修了したのちは、歯科臨床学が始まります。

模型の歯を削る練習や、入れ歯を作る実習、矯正治療のワイヤーを曲げる練習、

レントゲン写真を撮る練習等およびその理論を幅広く勉強します。

臨床実習では、最初は指導医の先生の見学から始まり、指導監督の元で

徐々に実際に患者さんのお口の中を触り始めます。

また、実際の病態に基づいて治療計画も自分で立てていきます。

 

最終学年の6年生になると、これまでに勉強したすべてを統合した分野横断的な学習を行い、

卒業試験に合格したら、いよいよ国家試験を迎えます。

歯科医師国家試験はすべて選択式で、ここ10年おおよそ合格率約65%で推移しています。

現在は国家試験に実技試験はありません。

 

合格発表を経て、4月から歯科医師・・・と言いたいところですが、ここからさらに卒後臨床研修を行います。

1年間の研修医として、実際歯科医療現場で研修を行います。

卒後臨床研修を行わないと保険診療を行うことが出来ません。

研修医といえども法律的には歯科医師ですから、医療人としての責務はしっかりと果たします。

 

研修医を修了すると、ようやく歯科医師として働き始めます。

一般開業医に就職したり、大学に残って研究したり、大学院に進学したりと進む道は様々です。

 

 

歯科医師になるためには、ストレートに進学して大学生活6年+研修1年と、歯科医師になるためには7年はかかります。

日々歯科医療は進化していますので、免許をとったら万全というものではありません。

新たな知識や技術を習得するため、患者さんに安心して治療を受けていただくために、

当院の歯科医師は常に学びに努めています。

このように歯科医師は、地域の皆さんのお口の健康を守る存在として、日々地域貢献を行っています。

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